家は暮らしの宝箱

こんにちは、今日は“人生フルーツ” という映画をご紹介します。

少し前に公開されたもので、今でも時々アンコール上映がされています。

舞台は名古屋の近郊、高度成長期につくられたニュータウンの一隅に建つ雑木林にに囲まれた平家。

ご主人はアントニオ・レーモンドという建築家を師にもつ建築家。師の自邸をモチーフに自分で設計した家で暮らし、菜園で作る野菜や果物がご夫婦の生活を彩ります。

平家と言えども大きな吹抜のある一部屋だけの大空間の家。内外に木をふんだんに使った家は雑木林に寄り添うようになじんでいます。

淡々と映像に流れる日々の生活の中で、この家がとても大事な役割を果たしていることがわかります。

「家は、暮らしの宝箱でなくてはいけない・・・」 有名な建築家の言葉です。

ナレーションは先日亡くなられた樹木希林さん。あたたかな語り口がドキュメント映画をとても味わい深いものにしています。

興味を持たれた方がいらしたら、再上映を探してみてはいかがでしょうか。意外と身近でやっているときもありますので。